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誕生日問題とは?23人で同じ誕生日の確率が50%を超える理由|数学の雑学①

誕生日カレンダーとケーキを描いた確率の概念イメージ

アイキャッチはAI生成のイメージです。数値や証明を表す図ではありません。

この記事でわかること
  • 23人で、同じ誕生日のペアがいる確率は約50.73%
  • 「自分と同じ誕生日」と「誰か同士が同じ」は別の問い
  • 全員の誕生日が違う確率から計算すると分かりやすい

クラスや職場で、誕生日が同じ人を見つけると少し驚きますよね。では、何人集まれば「誰か2人以上の誕生日が一致する」確率が半分を超えるのでしょうか。答えは、一定の前提のもとで23人です。連載「身近な数学の雑学」の第1回は、この誕生日問題を身近な集まりに置き換えて考えます。

目次

誕生日問題の答えは23人。ただし前提がある

ここでは1年を365日とし、どの日に生まれる確率も同じで、人ごとの誕生日は独立だと仮定します。年齢や生まれた年は比べず、月日だけを比べます。うるう日の扱いや、季節による出生数の違いなどは入れない数学モデルです。

考え方の参考:Wolfram MathWorld「Birthday Problem」(資料確認:2026年9月13日)。以下の具体例・計算表は本記事用に作成しています。

現実の名簿に必ず同じ割合が現れるという意味ではありません。23人のグループで一致がなくても普通に起こり得ます。「半分以上」は、同じ条件で集まりを何度も作るときの確率です。

23人という少なさが面白いですね!「誰と誰を比べているか」に注目すると、驚きの理由が見えてきます。

23人の中には253通りのペアがある

自分と残り22人を比べるだけなら、比較相手は22人です。一方、集まり全体で誰か同士が一致すればよいなら、AさんとBさん、AさんとCさん、BさんとCさん……と組み合わせが増えます。23人から2人を選ぶペアは23×22÷2=253通りあります。

この数の多さが直感とのずれを生みます。ただし、253通りをそのまま足して253÷365とするのは正確ではありません。3人が同じ誕生日になるなど、一致する出来事が重なって数えられるためです。

「全員違う」確率を引けば計算できる

1人目は何月何日でも構いません。2人目が違う日は364日。そこまで全員違っていれば、3人目が避ける日は2日なので、残り363日です。この条件付きの割合を順に掛けます。

一致する確率=1−(365/365)×(364/365)×…×(343/365)

23人目まで全員違う確率は約49.27%。したがって、少なくとも1組が一致する確率は約50.73%になります。「少なくとも」なので、2組以上ある場合や3人以上が同じ日である場合も含みます。

人数少なくとも1組が一致する確率
1011.69%
2041.14%
2247.57%
2350.73%
3070.63%
4089.12%
5097.04%

自分と同じ誕生日の人がいる確率は?

自分以外の22人の中に、自分と同じ誕生日の人がいる確率は、1−(364/365)の22乗で約5.86%です。グループの誰か同士を比べた約50.73%とは、大きく違います。友人にクイズを出すなら、この主語をはっきりさせると伝わりやすくなります。

ミニクイズ:30人なら一致はほぼ確実?

答えは「まだ確実ではない」です。30人では約70.63%なので、一致しない確率も約29.37%残っています。数学の面白さは、印象を少し細かい数字に置き換えられるところにあります。実際に集まりで試す場合も、1回の結果だけで式が正しい・間違いと判断しないようにしましょう。

「身近な数学の雑学」連載

身近な疑問を1つずつ、具体例と計算で楽しむ連載です。公開済みの連載記事はこちら

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