※情報は2026年9月7日時点。アイキャッチは記事用のAI生成イメージです。
「DXを進めたいけれど、AIツールを入れるところから始めてよいのか」。そんなときに、課題を整理する入口になるのがIPAの「DX動向2026」です。公開ページで案内されている構成をもとに、自社の取り組みに結びつける読み方を紹介します。
- DX動向2026は7月30日公開、公開ページは8月4日更新
- DXの取り組み・成果、AIとデータ、人材などを扱う
- 自社の困りごとを一つ選び、測る指標と担当を決める読み方
IPA「DX動向2026」はどんな資料?
IPAの公開ページでは、DXへの取り組みと成果、AI・データの利活用、DX・AI人材などのテーマが案内されています。公開日は2026年7月30日、ページの更新日は8月4日です。今回は新着速報ではなく、公開済み資料の活用ガイドとして取り上げます。出典:IPA「DX動向2026」公開ページ。
この記事では公開ページの構成を入口にしており、個別の調査数値を分析したものではありません。具体的な割合や企業規模別の差を引用したい場合は、リンク先の報告書とデータ集で、設問や調査対象もあわせて確認できます。
全部読む前に、知りたい課題を一つ選ぶ
| 自社で気になること | 読む入口 |
|---|---|
| 導入したが成果が分からない | DXの取り組みと成果 |
| AIや社内データを活用したい | AI・データ利活用 |
| 担当者や育成方法に悩んでいる | DX・AI人材 |
上の表は、公式ページにあるテーマと業務上の疑問を対応させた本記事独自の読み方です。最初に疑問を言葉にすると、資料を読み終えたあとに「何を確認するために読んだのか」を振り返れます。

DXの資料は、全部を覚えようとすると大変ですよね。自分の職場の困りごとから読むと、ぐっと身近になりそうです!
読んだ内容を、4週間の小さな改善へ
資料を読んだ後は、ツール名より先に「どの業務の何を減らしたいか」を決めると計画に落とし込みやすくなります。たとえば「問い合わせ対応を改善する」だけでなく、「回答に必要な資料を探す時間を減らす」と対象を絞ってみましょう。
以下は本記事で提案する記入例です。IPAが指定する計画や、効果を保証する数値ではありません。4週間は、まず振り返り日を決めるための一例です。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 対象の業務 | 社内問い合わせの資料探し |
| 現状の記録 | 1件あたりの検索時間と探し直し回数 |
| 最初に試すこと | よく使う資料の保存先と名称を統一 |
| 担当 | 資料を更新する人と回答する人を決める |
| 振り返り | 4週間後に同じ項目を測り、継続か修正か判断 |
ここで大切なのは、測り方を途中で変えないことです。忙しさや案件の難しさで時間が変わる業務なら、件数や内容も記録しておくと、改善の影響を考えやすくなります。数値に加えて、担当者が困った場面も短く残しておきましょう。
AI導入の前に、データと担当を確認する
社内検索や回答支援にAIを使う案を考える場合も、資料の置き場所がばらばらだったり、古い情報の更新担当が不明だったりすると、確認作業が残ります。まずは情報の所在・更新日・責任者を一覧にするだけでも、次の課題が見つかります。
- よく使う資料はどこにあるか
- 誰が内容を更新するか
- 利用できる人の範囲は決まっているか
- 誤った回答が出た場合、誰が確認するか
この整理をしてからAIを試せば、「導入したか」だけでなく「業務のどの部分が改善したか」を話し合いやすくなります。人材のテーマも、人数だけでなく必要な役割や学ぶ内容と結びつけて読んでみてください。



まず資料の置き場所をそろえるだけでも、次にやることが見えてきそうですね。小さな改善を確かめながら進めたいです!
公式資料と、AI活用の関連記事
報告書とデータ集へのリンクはIPAの公開ページにまとまっています。具体的なAI活用の話題はSkillnoteの製造業向けAIエージェント記事、モデルを試す際の項目はClaude新モデルの業務評価ガイドもあわせてどうぞ。




